§ JOURNAL · ガイド
ソフトウェア特許の書き方:技術的課題と処理の関係
ソフトウェアの起草では、コンピューターが具体的な問題をどう解決するかを説明します。製品機能の一覧を「モジュール」に言い換えるだけでは実装は伝わりません。データの関係、動作条件、効果の根拠が重要です。
四つの情報をそろえる
| 情報 | 確認する内容 |
|---|---|
| 入力 | 出所、構造、取得条件、前処理 |
| 処理 | 順序、判断条件、モデルやアルゴリズムの役割 |
| 出力 | 生成データ、制御情報、装置の動作 |
| 効果 | 手段との関係、確認方法と根拠 |
AI関連発明では学習と利用を区別し、技術的構成が依存するモデル構造、データ特性、処理を説明します。全ての発明に同じパラメーター一覧を当てはめるのではなく、請求する内容に合わせて検討します。
架空例:生産設備の画像検査
カメラ画像から照明状態を推定して補正し、候補領域を検出モデルに入力して、装置制御に用いる欠陥位置を出力する例を考えます。説明用の架空例であり、特許性は調査していません。
照明の推定元、補正方法、候補領域の抽出方法、制御情報への変換を確認します。精度や遅延時間が不明なら未確認事項とし、数値を作らないでください。
請求項の対象は実装から検討する
方法、システム、装置、記録媒体は表現や審査上の論点が異なります。全ての発明に固定の四種類を用意する必須ルールではありません。実行主体、関係する構成要素、開示の根拠を確認して保護方針を決めます。
中国については専利法第2条・第25条・第26条の原文が技術技術的構成、除外対象、開示とサポートに関係します。「プロセッサー」と付記するだけで全ての問題が解消されるわけではありません。日本など他の法域は別途検討します。
工程上の事実に戻れる草稿にする
各処理の入力、出力、条件、例外、原資料の位置を記録します。フロー図と本文を対応させ、同じデータの名称を統一します。AIに未知のデータ構造や学習結果を補わせないようにします。
ソースコードは必須ですか?
必要な説明は発明と適用要件によります。コード片や疑似コードが有用な場合もありますが、コードの存在だけでは十分な説明になりません。
技術開示テンプレート、図面ガイドを確認し、適切な作成画面で進めてください。